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銀が泣いている

想流私塾14期も終わり15期が始まる。
想流私塾は、月に一度、塾長:北村想から出される「お題」に基づいて、戯曲を書き続ける私塾だ。
初回。まるで、端の歩を突くかのようなお題。
「電気」。
これはそそられる。1手目から長考だ。
師範日も気を引き締めなければならない。

今年は、ありがたいことにWSのお仕事をいくつかさせていただけている。
ふと気づくと、小中高と、三つの世代とエンカウントすることになるようだ。
加えて、塾生12名とのエンカウント。
もともと、教えるようなものは持ち合わせていない上に、人前に立つのも嫌いなので、
このエンカウントが本当に骨が折れる。
しかし、このエンカウントがナントカ、言葉を紡がせている。
そうしないと、なんだか、あちこち便秘のようになるのだ。

ここが私の故郷であれば、私は演劇をしていないのだろう。
つまり、僕にとっての演劇とは、異郷での暮らしそのものなのだ。
大阪だろうが、東京だろうが、関係ない。
どちらも僕のドメインではないのだ。
ただ、故郷を離れて15年。
故郷も、15年前の故郷の顔を留めているほど、素敵な田舎ではなかった。
もう故郷ですら、異郷になりつつある。

いつか異郷から異郷へと芝居をかけてまわり、そして故郷という異郷でその幕を下ろしてみたい。